我が国は急速な高齢化の進展に伴い、医療と介護の在り方が大きな転換期を迎えております。住み慣れた地域で安心して療養生活を送ることができる在宅医療の推進は重要な取組であり、その充実は喫緊の課題であります。こうした中、国においては第8次医療計画のもと、在宅医療の体制整備や医療機能の分化・連携の推進を進めており、また、かかりつけ医機能報告制度の導入により、地域における医療機関の役割の明確化と見える化も進められております。
本県におきましては、茨城県医師会内に「茨城県地域包括ケア推進センター」を設けておりましたが、引き続き茨城県の委託事業を受けて、令和8年4月1日より「茨城県在宅医療推進センター」に名称を改めました。在宅医療の提供体制における地域差や人材不足、多職種連携のさらなる強化など、様々な課題や現状を的確に把握し、実効性ある施策へとつなげていくことが、本センターに求められる役割であります。積極的役割を担う医療機関や拠点、関係団体との連携のもと、地域の好事例の共有や提供体制構築への支援を行い、県全体の底上げを図ってまいります。さらに、人生の最終段階における医療・ケアの在り方について、県民一人ひとりが主体的に考えることができるよう、ACP(人生会議)の普及啓発にも引き続き力を注いでまいります。
在宅医療の推進にあたっては、医療のみならず、介護、福祉、行政、さらには地域住民を含めた幅広い連携がこれまで以上に重要となります。本センターといたしましても、関係機関との連携を一層強化し、地域の実情に即した持続可能な在宅医療提供体制の構築に係る取組を支援してまいります。今後とも、皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。
茨城県在宅医療推進センター長 松﨑 信夫





